データ復旧の調査・報告関連のよくあるご質問

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調査・復旧期間

データレスマートに寄せられる、データ復旧の調査・報告についてのよくある質問とその回答をご紹介いたします。他にもご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。

よくあるご質問

初期調査にはどのくらいの時間がかかりますか?

多くの場合、お預かりから72時間以内に診断結果をご報告しております。ただし、障害状況によってはさらに多くのお時間をいただく場合もございます。当社基準に則り一定の手順を踏んで調査を行っておりますので、より短時間での報告が必要な場合は優先してご対応可能な「緊急対応サービス」をご利用ください。

復旧データの納品までにどれぐらいの時間がかかりますか?

お預かりする媒体の種類、障害状況、データの容量、作業工数等によって異なります。 多くは3~5営業日程度ですが、機器の状態により1~4週間以上かかることもございます。納期は診断結果とともにお知らせいたします。

大至急復旧してほしいデータがあります。急ぎで対応してもらえますか?
通常のサービスでも一刻も早くトラブルを解決できるよう最大限の努力をしていますが、それ以上のスピードが求められる緊急を要する方のために、「緊急対応サービス」のご用意もございます。最優先で作業を進め、初期調査のご報告を概ね24時間以内に、納品も最短即日にてご対応いたします。 ※ お預かりした機器の障害状況によっては、「緊急対応サービス」をご利用いただけない場合もございます。「緊急対応サービス」を適用できない場合には、お選びいただいたとしても通常納期・通常料金にて対応させていただきます。 緊急対応サービス 〉
これから持込するのでその場で診断してもらえますか?

その場ですぐに簡易的な調査による結果をご報告は行っておりません。ご案内できるものではございません。お持込み・お急ぎの方の場合であっても調査メディア(媒体)は一旦お預かりし、調査結果のご報告およびお見積りのご案内までお待ちいただくことになりますので何卒ご了承ください。なお、「緊急対応サービス」をご利用いただければ原則24時間以内に初期調査結果をご報告いたします。

調査結果はどのように報告されますか?

データの復旧が可能である場合、調査の結果としてお申し込み時にご登録いただいたメールアドレス宛に「お見積書」と障害状況の程度やご案内可能な場合(ご依頼媒体による)はデータリストをお送りいたします。もし、パソコンやタブレット、スマートフォンで利用可能なメールアドレスをお持ちでない場合は、また、お客様が電話での報告を希望される場合は、メール送信後にお電話でも調査結果をご案内いたします。迅速かつ確実に情報をお届けするため、さまざまな方法で対応いたしますが、データ復旧の作業はわかりづらいことが多いため、できるだけわかりやすくお伝えさせていただいてはおりますが、齟齬が発生しないようメールでの文面を残させていただいております。

データ復旧の初期調査、作業に立ち会うことは可能ですか?

お客様の大切なデータを安全に取り扱うため、弊社の執務スペースは顔認証システムなどのセキュリティ対策により、弊社スタッフ以外の立ち入りを厳格に制限しております。さらに、弊社は情報セキュリティの国際標準であるISO 27001(ISMS)認証を取得しており、データ保護に万全を期しています。また、他のお客様のメディア・データも同時に取り扱っておりますので、データ復旧をご依頼いただいたお客様であっても作業スペースへの立ち入りはご遠慮いただいております。何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

ハードディスクの重度の物理障害で時間がかかるものはありますか?

重度の物理障害が発生したハードディスクの調査には、障害の内容によって通常よりも多くの時間を要することがあります。以下に、調査が難航する代表的な障害例を説明いたします。 フォーマットコラプト(媒体損傷)
ハードディスクの基本動作に必要な情報が保存されている領域(基本的物理構造情報)が破損した状態です。この場合、同型の正常なハードディスクの情報を参照して修復を試みますが、ハードディスクは同じメーカー・型番でも固有の情報を持つため、個々の状態に合わせた修復や調整が必要です。完全に破損している場合、過去の事例を参考に試行錯誤を繰り返すことがあり、読み出し可能になるまでに非常に時間がかかる場合があります。 ヘッド障害
データを読み取るヘッドが故障した状態です。ヘッドの交換が必要になりますが、単なる交換だけでなく、ヘッドの動作情報の調整も必要です。また、製造時の取り付け位置の微細なずれが読み出し精度に影響を与えるため、同じメーカー・型番の互換品でも交換後に調整が必要です。近年のハードディスクは大容量化に伴いデータの記録密度が非常に高くなっており、わずかなずれでも大きな影響を与えるため、ヘッド交換には高い精度が求められ、作業時間が長引くことがあります。 ヘッドクラッシュ
磁気ヘッドがディスク(プラッタ)にわずかでも当たることで、ヘッドやディスク(プラッタ)が損傷している状態です。接触による障害が発生したヘッドとプラッタの両方に対して同時に処置を施しながら調整を行いますが、非常に精密な作業が必要です。また、動作が復旧しても再度クラッシュが発生する可能性があり、その都度調整を繰り返しながらの作業となるため、データのイメージ取得に時間がかかることがあります。 リードエラーの多発
セクターに障害が発生し、データが読み出し不能になった状態です。セクター障害、ヘッドの問題など複数の要因が絡むことが多く、読み出し位置や方向を工夫しながらリトライを繰り返し、最大限のデータイメージ取得を試みます。読み出し速度が向上しない場合にはヘッド交換を行うこともありますが、その際に動作が不安定になるリスクが伴うため、可能な限り元のヘッドでの読み出しを優先します。これにより、リードエラーが多発している場合は、読み出し完了までに時間がかかることがあります。 セクターずれ
イメージ取得時に、読み出しエラーによってセクターやページが抜けることがあります。抜けた部分に次のセクター情報が入り込み、以降の構造情報やデータが損傷し、正常にデータを確認できなくなることがあります。セクターずれを修正するためにイメージの再取得が必要となり、修復が難航する場合があります。 ビット化け
取得したイメージデータのバイナリ情報が化けてしまい、有効なデータが確認できない状態です。この場合、化けた文字列の修復やイメージの再取得が必要ですが、これらの修復が完了するまで解析が行えず、時間がかかることがあります。 イメージの取得が完了した後、回収したイメージデータの解析を行いますが、取得状況によっては構造情報が欠落し、正しいフォルダやファイル構成を確認できない場合があります。その際には、欠落した情報を修復しながら解析を進めますが、修復に時間がかかることがあります。 このように、障害状況や損傷の度合いによっては、調査や報告までにお時間をいただくことがございますが、少しでも多くのデータを復旧できるように全力で取り組んでまいります。ご理解とご協力をお願い申し上げます。