【スマホ データ復旧・復元】正しい対処マニュアル
何かしらの理由によって壊れたスマホからデータを取り戻す方法をデータ復旧の専門業者として解説いたします。
スマートフォン(スマホ)には写真・動画、ゲームアプリ、銀行アプリへのアクセス情報など生活する上で必要不可欠なデータが詰まっています。ある日突然壊れてしまうこともあるスマホはiPhone、Galaxy、AQUOSなどのさまざまなモデルがメーカーから販売されていますが、データ復旧の高い技術を持っている業者であればすべての製品・障害に対応しています。
このページではすべてのスマホトラブルでお困りの方のためにデータを取り戻すための解決策をご案内しています。
本ページの要約
- データ復旧サービスの利用することで壊れたスマートフォンのデータを取り戻すことが可能です。
- あらゆる故障・障害を抱えたタブレットに技術力の高いデータ復旧業者は対応。
- 自分で触るのが怖い方は、専門家(データ復旧会社)での無料診断がおすすめです。
壊れたスマホからデータを取り戻す方法
携帯が壊れてしまったが、大切なデータが保存されているので、どうにかしたい!と言う方は日本全国にいますし、海外在住の日本人の方や世界中で発生する悩みです。
結論から言えば、データ復旧業者に依頼することが最善の選択肢です。
どのようなことをすればデータを取り戻し、再び使えるようにすることができるのかわからないことばかりだと思いますので、少しでもわかりやすく解説いたします。
データ復旧・復元について
データ復旧は壊れた携帯のみならずスマホ、パソコン、HDDなどあらゆる製品からデータを再び使えるように復旧するサービスです。
このページでは大切なデータを取り戻すことを「データ復旧」と言います。以下の表現もネット上には散見されますが、データ復旧業者は多数存在しますが、「データ取り出し業者」は存在しません。
- データ取り出し
- データ復元
- データ吸い出し
- データサルベージ
- データ抽出
メーカー修理とデータ復旧の違い
メーカー修理は携帯本体を再び使えるようにしますが、個人情報保護の観点からも消去します。一方でデータ復旧は個人情報は管理しますが、壊れた携帯電話からデータを救出し、ご自身でデータ復元できるようにするサービスです。
データ復旧業者について
データ復旧業者は重度の障害を抱えたハードディスクのデータ復旧を中心としたパソコンなどのメディアを主に取り扱ってきました。そのためデータ復旧業者でハードディスクに対応できないことはありません。ただし、スマホのデータ復旧に対応できない業者は多数存在します。
なぜならば、ハードディスクのデータ復旧とは用いられる技術がまったく異なり、高度であるためです。そのため、データ復旧業者の中でもスマホのデータ復旧に対応する業者は数社のみです。また、データ復旧会社の中には診断費用を有料で対応する業者もあります。
復旧するかは関係なく50000円以上の費用を請求するデータ復旧企業は存在します。データ復旧は成功報酬制を採用している会社が多いですが、復旧率が低いと見込まれるものに対しては有料診断を提供する場合があります。データスマートは診断費用は無料です。
よくある症状や復旧事例
電源が入らなくなる場合は物理障害ですので、個人の方で何かできる処置はありません。そのため、データ復旧の専門業者に依頼をなさることをおすすめします。どのようなメーカー・機種(モデル)のスマホであっても無料診断で復旧の可能性を確認することができます。よくある症状は下記の通りです。
- 電源ボタンを押してみたけど、バイブレーションすら反応しない場合
- 画面が真っ暗になって起動しない場合
- Andoridのドロイド君が死亡した状態
- 起動画面から進まない場合
- ずっと同じ画面でループし続ける場合
- 水没・水濡れで電源が入らない場合
上記のような症状を含めてこのページでは、スマートフォンの突然のトラブルの対処方法、大切なデータを何とか取り出すためにもデータ復旧の専門家が徹底的に解説させていただきますので、ぜひ最後までご一読ください。
論理障害
システムが壊れてしまった場合の論理障害であればデータ復旧できる可能性があります。一方でファイルを消してしまったり、初期化して消去してしまったりする場合や正しく認識しない場合は復旧難易度は非常に高く、ほとんどの場合復旧できません。
- データが消えてしまった
- 誤って消してしまった
- ストレージの容量を逼迫している
- メーカーのロゴが表示されるエラー
- 破損している(欠けている)
大切なデータは壊れたスマホの中にしかありません
スマホには家族とのかけがえのない写真や動画データ、ゲーム、ビットコインなどの暗号通貨など、なくてはならない重要なデータが保存されています。大切なデータは人それぞれで、スマホの使い方も人それぞれです。
電源が入らないスマホの正しい対処方法
本記事の壊れたスマホのトラブルの対処方法をまとめました。大切なデータを諦めずに済んだり、適切な情報を元に修理をすべきかどうかの判断のお役に立てていましたら幸いです。
また、本記事はAndroid OSのスマートフォンについて主に解説しています。iPhone等のiOSを搭載しているスマートフォンに関してはコチラをご覧ください。
関連:iPhoneが突然死…シャットダウンし起動しない!バッテリー交換でデータ取り出し
充電ができない!ではなく、充電はNG
電源が入らないスマホに対して何かしたいと思われると思いますが、上述の通り、データが重要であればあるほど何もしないでください。
特に壊れたスマホに通電しようとすることは状態が悪化する可能性が考えられます。しかしながら、「充電ができないとわかっている時点ですでに充電ケーブルを差し込んでいらっしゃるかと思います。
充電ができない場合には基本的には電源系統の基板故障が一番の原因と考えられますので、壊れたスマホの状態をさらに悪化させないためにも充電しないでください。
バックアップがあるなら充電してみてもOK
電源が入らないスマホのデータのバックアップがあるか、大事なデータが入っていない場合には充電していただいても問題ありません。
充電ケーブルを差し込んでも充電ランプがつかない
「充電ランプが故障する」ということはほとんどの場合考えられません。そのため、充電ランプが点灯しない場合にはスマホが通電していない可能性が高いです。そのため、充電ランプが点灯しないスマホに対して充電ケーブルを挿しこむことで状態が悪化する可能性の方が高いです。
充電ランプが点灯しないのであれば基板損傷の可能性も
充電ランプが正常に点灯しない場合には電流が正常に流れません。それにより漏電などによるショートやオーバーヒートなどあらゆるトラブルが発生することがあります。これによりデータが保存されている基板上のチップに損傷が発生する可能性がありますので、充電ランプが点灯しないスマホに充電ケーブルを挿しこみ続けるのはおすすめできません。
データ復元ソフトは電源が入っていないと使えません
次にスマホが起動しなくなったら試してみたいと思うのはデータ復元ソフトではないでしょうか?結論から申し上げると電源が入らない状態ではソフトが正しく識別できません。
特に検索結果にはさまざまなデータ復元ソフトがデータ復旧することができます、とソフトを紹介しています。Droidkit、EaseUSなどのソフトはありますが、逆にシステムを初期化したり、データを消去するリスクもあります。
データをどうにか取り出したい一心で検索しても正直よくわからないことだらけです。それにも関わらず無料のソフト等があるので、どうなんだろう?試してみようかなと思われるかもしれません。
データ復元ソフトのリスク
電源が入らないスマートフォンはパソコンが認識することができないので、誤って初期化してしまうことがあります。初期搭載のAndroidが6.0以降の場合には初期化した場合には完全消失してしまいます。ここまでご一読いただいた上でもインストールが必要だと思われる方は十分にリスクをご承知の上でソフトやアプリをインストールなさってください。
携帯の画面が真っ暗な場合などのソフト利用は要注意
注意が必要なのは、スマホの画面に何も表示されていないからと言って、実は物理的には壊れているもののソフト的には正常に動作している場合です。液晶表示の機能が損傷していて表示しないだけである状況でデータ復元ソフトを使ってしまうと、最悪の場合にはスマホは初期化されてしまいます。初期化してしまったスマホからのデータ復旧は極めて成功確率が低いです。
データ復元ソフトはスマホの誤削除データの取り出しに有効
基本的にフリーソフトによって「起動しなくなってしまったスマホ」のデータ復元をすることはできません。ただし、誤って削除してしまったデータの復元であれば有効である場合があります。例えば、自分でデータを消してしまったけど、やっぱりデータが必要になった場合などにおいてはデータ復元ソフトが有効です。
スマホのデータ復元ソフトの開発を行っている日本企業はない
基本的にスマートフォン用のデータ復元ソフトで開発元として日本国内に存在する事業者はありません。スマートフォン自体が海外で設計されているものの、本当に信頼できるデータ復元ソフトは日本国内存在しません。また、データ復旧の経験がなければどのソフトがどのような状態で有効かというものを正しく判断することはできません。
スマホの電源が入らなくなる主な原因
スマホの電源が入らなくなる原因となるケースと発生する主なトラブルをいくつか挙げますが、どのような場合であってもデータ復旧することは可能です。同じような事例であっても、端末内部で起きている障害はそれぞれ異なりますので、実際に診断しなければ復旧可否はわかりません。
⑴落下による基板の破損
ちょっとした油断でスマートフォンを落下させてしまったり、水没させてしまった方も多いのでは無いのでしょうか?スマホを落下させてしまった場合、症状が即時に出るのではなく、時間差で現れる場合があります。落下の場合、衝撃が強いと内部のチップが剥離しかけている場合があります。
かろうじてチップが基板にくっ付いている状態なので、その後のちょっとした衝撃で完全に剥離し正常にスマホが起動しなくなる場合があります。
そのため、強い衝撃や水没した時は、お使いのスマートフォン内部で、上記のトラブルが起きている場合があると頭に入れ、普段以上にバックアップを念入りに行うなど、不測の事態に備えることをおすすめします。
また、液晶やガラスが壊れるような衝撃のある落下や水没をしてしまった場合にはデータ復旧業者にまずはそうだんされることをおすすめします。画面割れの状態によってはタッチすることができませんので、バックアップを作成することができません。その際に、出来るだけ細かく状況を伝えることでスマホデータ復旧の専門家はより正確な診断ができます。
⑵水没による基板ショート
プールや海、トイレや洗濯機など水回りでスマートフォンを使うことは多いかと思います。その際に手が滑ってスマホを落としてしまうことで浸水し正常な動作をしなくなるというケースが多いです。特に水没トラブルの際に多いのが、その時は普通に使える、問題なかったというスマホが数日使用していると突然電源が落ちてしまうケースです。
水没トラブルによってスマートフォン内に一度水が侵入すると、なかなか乾かずに留まっている事があります。そう言った残留水が基板上を少しずつ侵食していき、チップの腐食やショートを時間差で起こす事があります。
このチップの破損に関しては、データ復旧の専門家でも発見は困難で、作業内容も基板修理まで発展するような厄介な症状です。
【参考】:スマホ基板修理って?
⑶バッテリーの経年劣化
バッテリーの劣化は3年以内には起きます。バッテリーが劣化すると起動を保つだけの電流供給が出来なくなり、動作中に突然電源が落ちてしまいます。
なぜ突然電源が落ちるようになるの?
内蔵されているリチウムイオンバッテリーの制御装置もしくはスマホ本体のプログラムによって電流の異常が検知されると強制的に電流の供給を遮断して、発火などを防ぐ目的で保護プログラムが作動します。そのため突然電源が落ちるようになります。本体の制御装置のみが発動したのであれば、再び電源を入れる事が可能です。
充電の持ちは確かに悪かったけどどうすればいいの?
バッテリーが劣化している場合、スマホは起動したとしても動作が不安定な状態が続くと思われます。
また、バッテリーの制御装置が作動している場合は、そのバッテリーはもう機能を停止してしまっている可能性があり、バッテリー交換を行わない限り起動しない場合があります。
ただし、いずれもバッテリー交換を行う事によって症状自体は改善しますので、スマホのバッテリーが劣化してきたら交換することで長期間に渡って使う方法としては有効です。
⑷ストレージ容量がいっぱい
ストレージの容量がいっぱいになってしまった場合、アプリや写真などの保存を行うと、逼迫した状態での高度な信号処理などによって通常以上に、基板上で熱が発生してしまい、最悪の場合オーバーヒートする可能性があります。その結果、チップの破損や融解が引き起こされてしまい、スマホの電源が突然落ちる可能性があります。
基板上のチップが破損した場合
チップが破損してしまうと、正常に電流を流す事ができないため、その後起動する事はありません。また、最悪の場合フラッシュメモリにも損傷が生じ、データを記録している部分が壊れることでデータ取り出しできなくなる可能性もあります。
「設定画面」からストレージを確認
動作が遅くなったり、異常に熱を持ったりしているは、一度使用容量を確認すると良いでしょう。
確認方法は『設定』→『ストレージ』を開くとデータ容量の使用状況を確認することができます。ストレージ容量が満杯に近い方は、ストレージの容量を空ける事をオススメします。
スマホのストレージ容量の改善方法
⒈キャッシュの除去
『設定』→『ストレージ』→『内部共有ストレージ』と順に開くと内部の使用容量の計算が始まり、しばらくするとそれぞれの使用容量が表示されます。
今まで、一度もキャッシュを除去したことの無い方は、結構溜まっている事に驚かれるかと思います。
キャシュとは、インターネットやアプリなどで、素早く表示するための一時的な履歴データの様なモノです。
その為、普段インターネットやアプリ等を使う方は、日に日に増えていき、気づくと結構容量を喰っている場合があります。
キャッシュの中には、特に重要なデータはありませんので、溜まってきたら消去して空容量を確保すると良いでしょう。
キャッシュを一括で消去する場合は、『設定』→『ストレージ』→『内部共有ストレージ』→『キャッシュデータ』を押し、「キャッシュデータを削除しますか」と表示されますので『OK』を押してください。
キャッシュを個別に消す方法は、『設定』→『ストレージ』→『内部共有ストレージ』→『アプリ』→『(キャッシュを消したいアプリを選んで下さい)』→『キャッシュを削除』を押して下さい。
⒉写真や動画をSDカードに移動
Android系のスマートフォンはSDカードなどの外部記録媒体にデータを移す事が出来ます。
写真や動画・音楽が内部に保存されていて容量が重い場合は、SDカードに移行する事で容量を空ける事が出来ます。
方法は、『設定』→『ストレージ』→『SDカードへデータ転送』→『転送』を押して下さい。
(※十分にSDカードに空きがある事を確認してから行なって下さい。)
また、頻繁に写真や動画を撮る方は、カメラアプリの設定で保存先を予めSDカードに設定しておくと良いでしょう。
方法は、『カメラアプリ』→『設定』→『その他の設定』→『保存先』→『SDカード』で設定できます。
(※本記事はXperia参照ですが、機種によって仕様が異なる場合があります。)
⒊使用していないアプリをアンインストールする
写真や動画・音楽同様に容量が大きいのはアプリのデータです。
人によっては、アプリデータが一番重い場合もあります。
使用頻度の低いアプリなどが入っている場合は、アンインストールする事によって容量を空ける事が出来ます。
方法は、『設定』→『アプリ』→『(アンインストールしたいアプリを選んで下さい)』→『アンインストール』を押して下さい。
特に消すつもりがなくても、自分がどのくらいアプリを取っているかを確認してみる事をお勧めいたします。
意外に2、3個は使用していないアプリが存在している事に気づく事が出来ると思います。
上記しましたが、ストレージ容量に十分な余裕を持たせる事で、基板上のオーバーヒートを未然に防ぐ事が出来ます。
多彩なアプリを楽しめる事が魅力なスマートフォンですが、管理をしていないと気付かぬうちに危険な状態に陥っている可能性もありますので、この機会に一度整理してみるとことをおすすめします。
⑷充電しながらの長時間使用
充電しながらスマホをよく使用している場合に電源が落ちたとしたら、原因は熱です。
充電完了後も、そのまま充電ケーブルを挿して使用し続けると、充電と放電を永遠と繰り返してしまい過充電状態となってしまいます。
この場合、上記にも記載済みですがバッテリー もしくはスマートフォン本体の制御機能が働き、電流供給を強制的に遮断します。
本体側の制御システムは、充電ケーブルを抜き温度が正常値に下がるのを待つ事によって、電源が入るのですが、バッテリー 側の制御装置ですと、完全に機能がにロックされてしまい、バッテリー 交換するしか手が無い場合があります。
また、本体が高温になっている事が多く、チップが剥離や融解が原因の可能性もある為、充電しながらの長時間使用は極力控えましょう。
以上のケースが主な原因になります。
ご紹介したケースの中には、修理以外に対処方法が必要となる場合もあります。
そうならない様に、⑴~⑷で解説した原因と対処方法をしっかり把握して実践して頂ければと思います。
電源が入らなくなったスマホのトラブル対処方法
原因と対処方法を解説しましたので、実際に電源が入らなくなった場合の処置方法をいくつかご紹介します。
⑴バッテリーを充電するのはNG
バッテリーの残量が低く電源が落ちてしまったり、システムエラーで電源が落ちた場合、充電コネクターを挿して、充電を行うと電源が入る場合があります。
また、充電コネクターは出来れば純正の物が好ましく、車などの充電口からは電流が安定しない為、避けた方がいいでしょう。
充電ケーブルを挿した時、充電のランプが点灯しているかも合わせて確認して下さい。
点灯していない場合、ケーブルやバッテリー、基板の破損が疑われます。
⑵強制終了する
突然電源が落ちてしまい、起動しなくなった場合、処理能力を超える動作や予期せぬエラーにより、スマートフォンのAndroid OSがパニック状態に陥っている可能性があります。
そうした場合、強制終了を行う事によって、ソフトフェア上のエラーをリセットする事が出来きるので、強制終了後に起動させる事ができます。
方法は、メーカーによって微妙に異なりますが以下の方法があります。
※世代によっても方法が異なる場合がありますので説明書でご確認下さい。
Xperiaシリーズ
電源ボタンと音量を上げるボタンを同時に3秒間押し続けて下さい。
その後、3回本体が振動し電源が切れます。
GALAXYシリーズ
電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に11秒以上押し続けてく下さい。
その後、2回本体が振動し電源が切れます。
Nexusシリーズ
電源ボタンを15秒以上長押しして下さい。
その後、電源が切れます。
AQUOSシリーズ
電源ボタンを8秒以上長押しして下さい。
その後、本体が振動して電源が切れます。
以上の方法で電源を強制終了する事ができます。
強制終了後、電源を再び入れてみましょう。
また、その際に熱がある様ならば、しばらく冷ましてから電源を入れましょう。
⑶スマートフォンを冷やす
スマートフォンは内部の温度が高温になると制御装置が働き機能を強制終了するプログラムがあります。
その為、容量に余裕が無かったり、充電しながら使用したりすると電源が落ちてしまう場合があります。
高温になったスマートフォン内部が、適温に戻るまでは、電源が入らない時があります。
そんな時は、しばらく放置するか、小型の扇風機で風を当てて熱を逃がす処置をしましょう。
Nexus等は基板が熱くなりやすい為、保冷剤などをタオル等で巻き、直接当たらない様にして冷やすと起動する可能性があります。
ただし、冷やし続けないと起動が維持できない様では、チップが浮きかけている可能性が高く、直ぐにバックアップを取った方が良い状況でしょう。
また、温度差があり過ぎると本体内部で結露が生じて、水没同様の症状が出てしまうため、必ず保冷剤は直接当てない工夫をして下さい。
⑷温めるのは最終手段にしてください
ネット上には電源が入らなくなったスマホを温めることで本体として復旧することができた事例が報告されていますが、基本的に最終手段として考えてください。中に重要なデータがある場合にはまずはデータ復旧専門家に相談し、無料診断をしてもらって、見積もりを見たあとに料金が見合わないと考えたら自分自身で何とかするのも一つかと思います。スマートフォンを温めてみてみるのも良いかもしれません。
水没している場合はNG
一度水没して電源が入らなくなっている場合には数日おいてから温めるなどの処置は有効ではありません。筐体内部の水分を完全に除去した上で回路上の障害やチップの損傷等を修復することで一時的に復活させることができます。水没したスマホは条件がかなり複雑になるため自分自身で何とかしようとしないことがデータ取り出しの成功確率を高めます。
⑸データ復旧業者に依頼
上記の方法で起動しない場合は、予期せぬトラブルでバッテリーなどのパーツが破損してしまっている可能性が高い為、破損パーツを交換して起動させる事になると思います。
データを最優先に考えるのであれば街のスマホ修理屋さんに持っていくのはお勧めしません。
ただし、基板上のチップが破損している場合は基板修理となります。
基板修理の詳しい修理内容はコチラの記事を確認して下さい。
参考:みんな知らない!スマホ基板修理って?データ復旧の仕組み
データを取る最後の手段と呼べますが、キャリアの保証ご加入の方は、キャリアの保証修理が受けられない場合がありますので、本体よりデータが重要という方以外はオススメしません。
以上の様に⑴~⑷を上から順に行っていただけると起動する可能性があります。
ただし、明らかに原因が衝撃もしくは水没によるものであれば、「⑸データ復旧業者に依頼」を検討した方が良いでしょう。
⑴~⑶で起動する可能性がある場合は、基本的にソフトウェア上のトラブルが原因である場合です。
基板上のチップやパーツが原因の場合は、無理やり起動させると状況が悪化する可能性が高い為、修理業者に持ち込むのが良いでしょう。
その際に、キャリアや修理店に持ち込むとデータが消えてしまいますので、データが諦めきれない方は、キャリア保証から外れてしまう場合もありますが「データ復旧業者」に依頼する事をオススメします。
絶対にやってはダメな事
最後に突然起動しなくなった場合、やってはいけない事をご紹介します。
⑴水没や強い衝撃が原因である場合の充電ケーブルを挿入する
本記事で何度も述べてきましたが、水没や衝撃が原因な場合は基板上のチップが重篤な状況にある可能性が高く、電流を流す事によってマザーボードの状況が悪化する可能性が高いです。
このような状況下では、何も自分でいじらずにデータ復旧業者に状況を詳しく説明して復旧を目指す事がデータ救出の最良な選択と言えます。
⑵冷凍庫へ入れる
本体が高温になり制御装置が働いて強制的に電源が落ちた場合、本体を冷やす事は有効な手段ですが、急激に温度を変化させてしまうと逆効果になってしまう可能性が高いです。元々、金属は急激な温度変化に弱く、最悪の場合割れてしまいます。
また、結露により水没やショートを引き起こしたり、リスクが高いので冷凍庫による急速な冷却はオススメ出来ません。
そのためスマホの温度が非常に高いこい時に冷やす場合には保冷剤などをタオルやハンカチに包み、水滴などをスマホにつけないようにして冷やしてください。
⑶自分で分解
インターネットやYouTube等で様々な修理動画が出回っていて、自ら出来るのではないかと考える方も多いかと思います。
しかし、やってみると意外に難しくて余計に壊してしまい、その後に修理業者に依頼される方も増加しております。
本記事の処置を試したが復旧せずに、残す選択肢がデータ復旧業者に依頼のみとなった場合、データを取り戻したいのであれば自分で修理するよりデータ復旧業者を選んだ方がデータ取り出しの成功率は高くなるでしょう。
スマホ修理業者は、バッテリー交換以外の技術を駆使して、様々な方法でアプローチを掛けてくれます。しかしながら、基本的には部品交換作業を得意としているのでデータ復旧においては必ずしも正しい処置ができるとは限りません。
自己修理の場合、起動しないのがパーツの不具合なのか、基盤の不具合なのか判断が難しく、復旧の可能性があるのに諦めてしまう事も起こってしまうので、データ取り出しをするならばプロに任せる方が良いでしょう。
⑷ルート化をする
ルート化とは、キャリアが持っているAndroidの使用権限を使用者に移し、使用者がAndroidの使用権限を保持する行為を言います。使用権限をユーザーが保持できる為、今までキャリアが制限を掛け、消せなかったアプリをアンインストール出来たり、自由なカスタマイズが可能となる為、Androidの自由度を広げる行為と言えましょう。
しかし、ルート化には、自由度の高いAndroidの魅力を体感できる大きなメリットでもありますが、起動しないと言う症状に対してはオススメできません。
何故なら、起動しないスマートフォンをルート化で起動させる事ができる場合は、強制的に工場出荷時に戻して、システムを再び起動させる行為になります。つまり、初期化を自ら行う事になってしまいます。
初期化すると起動をしたとしても肝心のデータが消えてしまいますので、起動しないスマートフォンに対しての処置としてはオススメできません。
壊れたスマホのデータ復旧ならDATASMARTへ
日本橋(東京)にてデータ復旧・デジタルフォレンジック事業を展開しているDATASMARTにご相談ください。埼玉県警、愛知県警への捜査協力の実績など、公共機関からの依頼もあり、技術力には自信があります。これまではiPhoneを中心にデータ復旧を行ってきましたが、現在ではすべてのハードウェアのデータ復旧に対応しています。姉妹サービスのSMARTFIXではAndroid修理からサービスを開始し、Xperia Z3(SONY製)では総務省の登録修理事業者になっていることもあり、修理する環境に関しても配慮しているサービスです。また、テレビコメンテーターとして活躍中の佐々木成三氏(元埼玉県警捜査一課刑事)も推薦しています。詳しくはこちらからご覧ください。
サービス情報
8つの無料 | ①初期診断費用:0円 ②分解・取り外し費用:0円 ③組み立て費用:0円 ④部品費用:0円 ⑤復旧後の返送費用:0円 ⑥納品用メディア費用:0円 ⑦バックアップ作成費用:0円 ⑧データ保管費用(1週間):0円 |
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サービスの流れ | ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり無料診断→④データ復旧作業→⑤データ納品 |
おすすめ ポイント | デジタル捜査のスペシャリスト、捜査一課元刑事のお墨付き 業界最高峰のデータ復旧技術 復旧難易度の高いスマホ・タブレットにも完全対応 各県警への捜査協力・技術提供(高度デジタルフォレンジックサービスの提供) 高い技術と捜査貢献を評価され感謝状を受領 |
データ復旧の専門サービス DATASMART
データ復旧・データ取り出しを
専門業者に無料相談
docomoでご契約のスマホ・携帯の場合
壊れた電話機は10日以内に返却しなければならないと公式サイトにありますが、事情を説明することで延長などの対応はしてもらえます。データ復旧にかかる期間は診断してみないとわかりませので、事前に電話相談やチャットでのご相談をおすすめします。
交換電話機の提供 | ケータイ補償サービス | サービス・機能 | NTTドコモ
auでご契約のスマホ・携帯の場合
故障紛失サポートに加入中の方がご利用可能なサービスがあり、このサポートプランを利用している場合には端末の交換が可能です。データ復旧前に返却期間の延長等を相談することが可能です。Webと電話でお申込みが可能です。
auショップへの持ち込み: 返却するスマホをauショップに持ち込みます。持ち込み故障サポートの場合550円(税込)となります。
オンラインでの手続きもあるかもしれませんので、詳細はauのウェブサイトやカスタマーサポートに確認してください。
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とにかくデータが大事なら自分で何もしちゃダメ!
スマホが起動しなくなったときには、どうしたらいいんだろう?と不安になるかと思います。ただ、自分で何かすればするほどうまく行かないものはないです。特に壊れたスマホの電源がは入らなくなることはそんなに体験するものではないです。そのため、とにかく重要で失くなっては困るデータがある方は自分で何もせずにご説明した内容をご一読いただき、判断していただければと思います。
関連ページ:壊れたandroidのデータを救出したい!復旧業者の選び方まとめ
なんとか自分でデータを取り出したい
自分で壊れた携帯電話からデータを取り出すことのメリットは何よりお金がかからない、運が良ければデータを取り出すことに成功するということです。一方で自分で処置をする場合のデメリットは取り返しのつかない故障を引き起こすことによってデータを取り出すことができなくなってしまうということのトレードオフが発生します。
auやドコモの修理ではデータは消去
au、ドコモ、Softbankで契約している方がほとんどですが、電源が入らない携帯電話のデータは消去されます。そのため大事なデータがスマホやガラケーの中に保存されている場合には修理以外の選択肢でデータを取り出す他ありません。その方法がデータ復旧です。
docomo・au・Softbankショップに行くのは最終手段
スマートフォンが起動しなくなった場合、一番心配なのはデータです。少しでも多くのデータを取り出したいのであれば、キャリアに持ち込むのは最後の手段とされることをおすすめします。何故かというと、キャリアショップは本体交換によって必ず起動した状態のスマートフォンを用意してくれますが、データは初期化されてしまいます。
キャリアの修理に出して、お手元に返ってくるスマートフォンは、メーカーが修理品等からリサイクルが可能なパーツ(ディスプレイ等)を剥がして新機種へ移植した同一色・同一機種の別機体です。そのためデータが保存されている基板(ロジックボード)は、分解・破棄されてしまいます。そうなったら、データを取り出す方法はありません。
まとめ
突然電源が入らなくなって故障したスマートフォンがどのような要因で起動しなくなってしまったのかを冷静に判断することがお手伝いできれば何よりです。電源が入らなくなってしまった壊れたスマホにとってソフトは役に立つことがないことをご理解いただけたかと思います。データが重要かデータが重要でないかによってアクションが異なりますが、データが重要であればまずはデータ復旧業者に無料で相談してみてはいかがでしょうか。
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