データ復旧率について

水没しているiPhoneのイラストイメージ

iPhoneが水濡れしてしまって、電源が入らなくなってしまった場合にまずどうすれば良いのか?というところかと思いますが、次に考える必要があるのがどのように復旧させるかという問題です。このページではどのようにすればデータ復旧率を高めることができるかをまとめて解説させていただきます。

iPhoneのデータ復旧率って?

iPhoneのデータ復旧率というのは用いる主体が誰なのかによって大きく異なります。また、iPhone修理店なのかデータ復旧サービスによるものなのかによって異なります。iPhone修理店で処置を受けた後にデータ復旧業者に行く方はいるのですが、データ復旧業者で処置を受けたあとにiPhone修理店に行く人は存在しません。また、iPhone修理店に行って処置をしてもらったけど復旧できなかったり、不安になってキャンセルしてデータ復旧業者を利用される場合もあります。

iPhone(アイフォン)データ復旧サービスについて詳しくはこちら

iPhoneのデータ復旧率の定義が業者によって異なる

その中でも特に、「iPhone本体として復旧したい場合」、「iPhoneの中に入っている大切なデータを復旧したい場合」、という大きくわけて2パターンのニーズがあるかと思いますので、それぞれご説明させていただきます。

iPhone本体として復旧したい場合

水濡れしたiPhoneを本体として復旧する場合の復旧率ですが、主にiPhone修理店が使用する指標としての復旧率です。これは90%とされていることが多いですが、軽度の障害が発生した水濡れであることが多いです。これはデータ復旧の専門業者では100%の復旧率と言っても過言ではありません。データ復旧をする場合においても本体として動作させずに復旧することがあります。そのため本体が動作するかは保証していません。

iPhoneの長期的な利用はおすすめできない

長期的な復旧率を具体的に何パーセントか回答するのは難しいですが、そもそも製品寿命があるので、いつか壊れます。水濡れで動かなくなった製品を修復して再度動かすというのが現実的ではありません。また、基本的にその後の長期間に渡った水濡れしたiPhoneの使用継続に不安が残るのは、いつiPhoneが壊れてもおかしくないためです。

水濡れはiPhone筐体内部の損傷具合が未知数

iPhone内部の損傷の度合いと水濡れの度合いによっては水濡れ程度に水分が少しかかってしまったなど、ケースバイケースで運良く長期的な使用が可能な場合もあります。耐水性能も以前と比べれば飛躍的に向上しているので、iPhoneが水濡れしても普通に使えるというケースも多く在るようです。

iPhone修理店での水濡れ修理のデメリット

短期的にiPhoneが動作する状態に戻すことをデータ復旧率を90%とiPhone修理店は標榜しますが、いつ壊れるかはわかりませんし、iPhone水濡れ修理費用を支払ったとして数日後に壊れる場合も十分にあり得ます。長期的な使用は保証していないことを前もって理解していないとトラブルに繋がる可能性があります。

大切なデータ復旧したい場合はデータ復旧業者へ

水濡れしたiPhoneから大切なデータを復旧したい場合に関してですが、データ復旧をする際に本体を一時的に正常に動作するようにさせます。そして、一時的に起動しているときのデータ復旧を試みます。その場合に壊れてはいけない致命的な箇所がいくつかあり、それらが壊れていなければ復旧率は100%に限りなく近付きます。

データ復旧業者のデメリット

iPhoneが水濡れしてしまった時のデータ復旧率を最大限高めるのであれば、データ復旧専門業者に依頼するメリットは大きいです。一方で、本体を別途用意する必要があります。また、iPhoneのデータ復旧は即日で完了することはなく、数日以上の期間がかかります。その間LINEや電話ができないとなると生活に支障を来たします。その点に関しては十分に注意が必要です。また、水濡れデータ復旧に関して詳しく別のページにて解説させていただいたいますので、そちらをご覧ください。

【関連】iPhone水濡れデータ復旧・写真復元・取り出し方法ガイド

これ以降のコンテンツは水濡れによる「データ復旧率」および「一時的な本体復旧率」に関して情報をまとめていきます。

データ復旧率は初動が早ければ早いほど100%に近付く

水濡れしてしまったiPhoneに対してはフリーのデータ復元ソフトを使うことができないため、逆に誤った復元ソフトの使用を防ぐことができるという意味合いでデータ復旧率は高いと言えるのかもしれません。最初のアクションを間違わずに、適切にすることでデータ復旧率は格段に上がり100%に近付きます。

では、水濡れiPhoneに対して何をすれば良いのでしょうか。データ復旧の専門家が推奨する対処方法をご紹介します。

水濡れiPhone、画面が映っていたら電源を切る

水濡れしても普通に使える場合があるのですが、しばらく経ってから起動しなくなってしまったり、データにアクセスすることができなくなるケースがあります。水濡れして普通に使える場合には確実にバックアップを作成しなければなりません。どれくらいの期間起動しているかわからないので、できるだけ速い対応が求められます。

電流が流れることが水濡れiPhoneには致命的

確実にデータを復旧するために本体を一時的に復旧させることが必須だということをご理解いただけたかと思います。そして、意外かも知れませんし、業者のポジショントークなのでは?と思われてしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、水濡れしたiPhoneに一番悪さをするのが電気なのです。その電気が流れないようにするために電源を切って欲しいと考えています。

自分で何かしようとしないことが大事

iPhoneの電源を落とすことで、ご自身で何か水濡れしたiPhoneにできることがなくなります。そのため、充電しようとして状態を悪化させたり、電源ボタンを何度も押したり、などの状態を悪化させてしまう行為を極力防げるという点でも水濡れしたiPhoneのデータ復旧率を高めるためには有効です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。水濡れしたiPhoneの復旧率を高めるためには最初に電源を切るというところから、信頼できるデータ復旧サービスの利用をすることでデータ復旧率を90%以上にすることができます。一番最初に相談すべきは近くのiPhone修理店ではなく、データ復旧専門業者です。すでにどこかのiPhone修理屋さんのデータ復旧メニューを利用してしまった場合でも、データ復旧技術力の高い専門サービスに依頼をすることで復旧することができる可能性はあります。

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この記事を監修した専門家

データ復旧の専門家
データスマートナレッジ編集部
データスマートではあらゆるメディア・製品のデータ復旧を行っています。その経験と知見をもとに壊れたiPhoneからのデータ復旧について詳しく解説致します。
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