【徹底解説】壊れたスマホからデータ取り出し!データ復旧方法ガイド

電源が入らないスマートフォンをタップしようとする男性

我が子が産まれたときからの成長を記録した写真や動画、家族旅行先で撮影した食事の写真や風景写真など、たくさんの思い出が詰まったスマートフォンが壊れてしまった。そんなときにどのように対処すべきか、どこに依頼すべきかは初めてのトラブルではわからないものです。このページでは大切な写真や動画をスマートフォンからデータ取り出し(データ復旧)をするためのベストな方法やデータ復旧業者をまとめてご紹介します。

データを取り出すことをデータ復旧と言います

まず最初にご案内させていただきたいのが、壊れたスマホからデータを取り出すことを「データ復旧」と言います。これは元々はスマホ以前に使われていた電子機器であるパソコンでも同じように故障してしまった時に仕事で保存した重要なデータを取り出したい、というニーズから産まれたサービスです。そのため、データ復旧専門業者が世界中に存在しています。

修理とデータ復旧は正反対

修理ではないの?と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、修理というのは物理的に破損したものを元あった状態にすることです。ただ、修理作業をする人は中に保存されたデータのことを知る由もありません。データは各個人が作成した他にない唯一無二の存在だからです。

一方で「データ復旧」では修理と異なり、中に保存されたデータを何としてでも取り出すことを目的に行います。ただでさえ、スマホ本体が壊れてしまっているのに、それを修理しながらデータを何としてでも取り出すというのは非常に難しいですし、修理とデータ復旧は相反するものです。

特に修理サービスとデータ復旧サービスの違いとして大きいのは「電源が入らなくなったスマホ」に対しての対応かと思います。修理サービスでは基本的に本体交換になります。一方でデータ復旧業者では本体を起動する状態にしてデータを取り出すということを行います。電源が入らない状態というのは一見シンプルなようで、原因がさまざまであるため本体交換をした方が良いと判断されるのです。

スマホの製造メーカー・モデル

スマートフォンは家族の写真や動画の撮影だけでなく、ゲームのアプリや暗号通貨の鍵として使用している方もいるかと思います。日本国内ではかなりのメーカーからさまざまなモデルが販売されています。

  • Apple iPhone(アイフォン)
  • SHARP Aquos(アクオス)
  • Samsung Galaxy(ギャラクシー)
  • SONYモバイルコミュニケーションズ Xpreia(エクスペリア)
  • 富士通コネクテッドテクノロジーズ Arrows(アローズ)
  • OPPO Reno(レノ)

利用されているスマホの約半数はiPhone

実は世界初のスマートフォンはiPhoneではなく、IBMから発売したSimonです。ただ、日本で販売されることがなかったため、日本国内ではスマートフォンといえばiPhoneという印象を持つ方も多いかと思います。

それもそのはずで、日本国内のシェアは50%程度とほぼ半数を占めます。そして、iPhoneはApple社から販売されたスマートフォンでiOSという専用ソフトウェアで動いています。そのためiPhoneに関してはデータ復旧サービスを標榜したiPhone修理店が存在します。iPhone修理店でのデータ復旧サービスは基本的には修理と変わりませんので、ご注意ください。また、データ復旧技術に関しても店舗によって異なり、玉石混交の状態です。

Androidスマホはメーカー各社が製造

それに対してそのほかのスマホはAndroid OSで動いていて、各社メーカーが製造しています。また、Androidスマホに関しては世界中のさまざまなメーカーから製造販売されています。日本ではスマホが使われた始めた時はXperiaが最も人気でしたが、現在ではSHARPのAQUOSフォンの利用者がかなり増加しています。

Androidスマホに関しては構造がiPhoneとは異なりますし、モデルもさまざまあるため使用されているチップなどが異なります。そのためデータ復旧難易度が非常に高いです。詳しくは別のページでも解説させていただいておりますので、そちらをご覧ください。

【関連】壊れたandroidのデータ救出・スマホからデータを取り出す方法

メーカーではデータ復旧に非対応

ただし、どこのメーカー製のスマホでも基本的に「撮影した写真や動画のデータ取り出し」が目的である場合にはメーカーに依頼することは難しいです。一部メーカーではデータ復旧サービスを提供していたこともありますが、基本的にデータ復旧技術をメーカーは持っていないので、必要なパーツはあるものの、データ復旧をすることはできません。また、スマートフォンの販売元が日本ではdocomo、au、Softbankなどのキャリアが対応することもありますが、データ復旧の対象が限定的であったり、端末の返却がされないなどのデメリットがありますので、十分に注意が必要です。

スマホが壊れた!メーカー修理はデータ消去

スマホが壊れてしまって、メーカーやキャリアに修理に出そうと問い合わせると「初期化となるので、内蔵データは消去することになります」という回答になります。そのため、スマホ内部に重要なデータが保存されている場合にはメーカーやキャリアに相談しても良い結果には繋がりません。また、中に保存されたデータは保証の対象ではありません。

スマホの故障の原因

家の中でも、外出先や旅先でもスマホがあれば写真を撮ったり、ゲームをしたり、動画を観たりすることができます。そのため、さまざまな故障の原因があります。最も多い故障は経年劣化による「自然故障」です。自然故障によって充電してもスマホが起動しなくなってしまいます。

マザーボード・基板(基盤)の劣化による故障

スマホで動画を観ていたり、複数のアプリを同時に使用することで負荷がかかり、スマホを動かしているマザーボード・基板が劣化していきます。初めて耳にする方の多くは基板を基盤と思われるかもしれませんが、正しくは基板と言います。

基板が壊れることで、スマホは正常に起動出来なくなってしまいますし、ある日突然シャットダウンすることから「突然死」と言われることもあります。この場合には充電ケーブルを挿し込んでも立ち上がることはありませんので、個人の方にとってはなす術がありませんし、何も自分で触ろうとしないことが最も良い対処方法です。

【参考】iPhoneが突然シャットダウン・起動しない場合の対処法

基板の経年劣化による故障に対しては基板修理という処置を行うことで壊れたスマホを一時的に復旧させることができます。一時的に復旧している間にデータを吸い上げて保全することがデータ復旧業者の仕事です。

スマホの基板修理はデータ復旧作業の中のごく一部の作業ですが、どのようなことを行っているか興味のあるかたもいらっしゃるかと思いますので、こちらをご覧いただければその難しさや複雑さをご理解いただけるかと思います。

【関連】【故障】スマホ基板(基盤)修理でデータ救出

初期不良による起動不良

最新のモデルのスマートフォンが販売のタイミングで乗り換えをする方も多くいらっしゃるかと思います。その際にデータ移行もしますが、初期不良だった場合であっても、中に入っているデータは保証対象にはなりません。そのため、スマホ本体は保証範囲内で無料で新品にすることはできますが、残念ながらデータを取り戻すことはできません。

スマホを水没させたことによる故障

お風呂、洗面所、トイレなど水回りでスマホを使用していると水没してしまって電源が入らない状態になってしまいます。電源が入らない状態から一時的に起動するようにしなければなりません。この場合には動くようになったとしても再びいつ壊れてしまうかはわかりませんので、修理して使い続けることはおすすめできません。

一度水没したスマホを使い続けて、再び電源が入らなくなる可能性が十分あります。その際にバックアップとなるデータがないと再度起動するようにしなければなりませんが、一度水没して状態が悪くなったところからさらに壊れたものを直すのは非常に難易度が高くなります。そのため水没修理というサービスを提供している修理店も存在しますが、おすすめできません。

水没した場合にはスマホ本体内部でショートが発生していることがあります。これに関しては別のページでまとめていますので、そちらをご覧ください。

【関連】【スマホ水没】ショートから復活・データ取り出し

壊れたスマホの症状別データ復旧難易度

スマホの壊れ方によってもデータ復旧の難易度が異なります。それによって料金やかかる期間が異なりますので、症状別にも整理して解説させていただきます。

電源が入らなくなってしまったスマホ

一度電源が入らなくなってしまったスマホに関しては再度正常に起動する可能性が非常に低いです。そのため前述した通り、メーカーやキャリアでの対応は本体交換となります。

スマホが再起動を繰り返す

スマホが正常にシステムを稼働させることができなくなってしまうことによって、ソフトウェアの再起動を繰り返すトラブルが発生します。この状態からのデータ復旧の難易度は非常に高く、データ復旧作業に当たる側も非常に神経をとがらせて扱うことになります。

また、データ取り出しにかかる期間としても1か月以上かかってしまうこともあり、データ復旧料金は高額になることを覚悟する必要があります。特にAndroidスマホではXperiaで多くの方が困っている印象があります。

【関連】Xperiaが起動しない・再起動ループを繰り返すトラブル対策ガイド

自分で壊れたスマホからデータ取り出しはできるの?

結論からお伝えすると、非常に難しいです。個人で修復やデータ復元は自分で処置をしてさらに壊れてしまっても後悔しない場合に限って行ってください。

何故かと言うと、スマホやパソコン(HDD)、あらゆるデータストレージ製品に関しては一度壊れた後は何をしても状態が良くなることがないからです。基本的にスマホを含めたハードウェアに関しては状態が悪化することはあっても改善することはないです。

ごくまれに一度壊れたスマホを放置しておいたら改善する、ということもあります。ただし、それも直ったわけではなく、何かしらの障害が発生していたものを偶然スマホのソフトウェアが無視することができたようなものです。

スマホの物理故障に復旧ソフトはNG

「スマホ データ取り出し」などのキーワードでGoogleなどの検索エンジンで検索すると無料で使用できるデータ復元ソフトを見つけられるかと思いますが、スマホの物理的な故障に関してはデータ復元ソフトが役立つことはありません。

なぜならば、正常に動作しない状態ではデータ復元ソフトがスマホをスマホとして認識することができないからです。そのため、まずは壊れたスマホを正常に動作するように修復し、そこからデータ復旧する必要があります。

データ復元ソフトに関して、データ復旧で使用できるのは自分で誤って写真を削除してしまったときや初期化してしまった時にのみ有効です。ネット上で評判などを検索することは可能ですが、どのような用途で有効かどうかはほとんどわからないかと思います。

データ復元ソフトを使用する場合には大丈夫かどうか、怪しくないか、安全性は高いかどうかなど十分に下調べをして、ソフトを走らせることで壊れたスマホの状態がさらに悪化することを承知した上での使用をなさってください。

くれぐれも検索結果で上位に表示されたから、という理由での使用は絶対に避けてください。

SDカード対応スマホの場合はSDカードからデータ復元も

SDカードにデータを保存ができるスマホに関しては一部のデータはSDカードに保存されている場合があります。スマホが大破している場合には中に入っているSDカードも損傷している可能性がありますが、SDカードからのデータ復旧をすることも可能です。

基本的にはデータを保存しているストレージ製品はデータ復旧の可能性があります。ただし、損傷した製品を直接見て、診断してみないと復旧可否がわかりません。これは骨折した場合にはレントゲン撮影をしないと正確な状態がわからないというものに近いです。

損傷したSDカードからのデータ復旧に関しては別のページで詳しく解説させていただいておりますので、そちらをご覧ください。SDカード、スマホのどちらに重要なデータが保存されているかわからない場合にはこのまま本ページを読み進めていただければと思います。

スマホのデータ復旧ならDATASMARTへ

元埼玉県警捜査一課デジタル捜査班佐々木成三氏推薦

日本橋(東京)にてデータ復旧・デジタルフォレンジック事業を展開しているDATASMARTにご相談ください。埼玉県警、愛知県警への捜査協力の実績など、公共機関からの依頼もあり、技術力には自信があります。これまではiPhoneを中心にデータ復旧を行ってきましたが、現在ではすべてのハードウェアのデータ復旧に対応しています。姉妹サービスのSMARTFIXではAndroid修理からサービスを開始し、Xperia Z3(SONY製)では総務省の登録修理事業者になっていることもあり、修理する環境に関しても配慮しているサービスです。捜査一課元刑事の佐々木成三氏も推薦しています。詳しくはこちらからご覧ください。

まとめ

スマホに保存された大切な動画や写真などのかけがえのない思い出のデータ、これまでやってきたゲームのデータなど、大切なデータは人それぞれ違いますが、スマホに集約されつつあります。それだけ高機能なハードウェアからデータを取り出すことをどのようにすればできるのかを徹底的に解説させていただきました。

スマホが壊れてしまって途方に暮れることもあるかと思いますが、データを取り出せる可能性は十分にあります。自分でやる前に専門家に聞くのは無料ですし、話してみてから決めるのが最も賢い行動ではないかと思います。

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