普段通りに使っているSurface(サーフェス)が突然電源が入らない状態になってしまった。ロゴが一瞬表示されて消えたり、くるくるとローディングの表示が続く画面になってしまって困った!という時に正しい対処方法をしないとデータを永遠に失ってしまい、取返しのつかない結果になってしまいます。電源が入らない状態に対して確実な対処方法をデータ復旧の専門家(元パソコンメーカーエンジニア)が徹底的に解説します。
この記事を監修した専門家

このページでの解説の対象Surfaceモデル
このページの内容はSurfaceシリーズの全モデルに対応しています。以下のモデルです。
モデル:Surface Proシリーズ、Surface Book、Surface Laptop、Surface Go
このページで解決できるトラブル/症状
また、このページでは、以下の症状や
- Surfaceが起動しない・立ち上がらない
- Microsoftのロゴが表示された後数秒後に電源が切れてしまう
- Surfaceの画面が真っ暗・黒い画面が表示される
- ロゴが一瞬だけ表示される・点滅する
- ロゴがすぐ消える
などのトラブルの原因や対処法についてお伝えします。何かしらの処置をすることで状況が改善することはありませんので、以下の内容をご覧ください。また、実際に電源の入らないSurfaceのデータ復旧を行った専門家が復旧事例も含めてご紹介しますので、最後までご一読ください。
Surfaceの電源がつかないのはなぜ?原因は?
Surfaceの電源がつかなくなった方はすでにMicrosoftの公式のヘルプページをご覧になったかと思います。この場合には電源系統のトラブル、ソフトウェア的なトラブル、もしくは液晶のトラブルが考えられます。結論から言えば、多くの場合にはマザーボードなどの重要な部品に不具合が原因でトラブルが発生しています。
まずはMicrosoftの公式サポートに問い合わせされることを推奨します。基本的にあらゆるSurfaceのトラブルが起きた場合にはMicrosoftの修理サポートに確認を取ることを優先してください。また、以下の内容を試してもSurfaceが起動しない場合にはご自身で解決することは困難ですし、状態をさらに悪化させる可能性もございます。
ご自身で行っても大きな問題がない処置
電源が入らなくなってしまったSurfaceへの対処として大きな問題がないのは強制再起動です。モデルによって強制再起動の方法は異なりますので、お持ちのSurfaceのモデルをご確認の上作業を行ってください。何度も行うことで状態を悪化させることが否定できませんので十分に注意して、必ずモデルごとにある正しい強制再起動をしてください。
Surfaceが起動しない症状もさまざま
Surfaceが起動しなくなるという状態でも、起きている障害・故障原因は異なります。それぞれご紹介し、対処方法を解説させていただきます。また対処方法と絶対にしないでいただきたい対処方法もまとめさせていただきます。
①ロゴが一瞬だけ表示される・すぐ消える
Surfaceを立ち上げようとすると□が四つ並んだMicrosoftのロゴが一瞬だけ表示されて消えるケースがあります。これに関してはシャットダウンプロセスが正常に完了していないためではないかと言う解説をしているページも見受けられましたが、正常に起動しなくなった原因は不明ですので、一概にシャットダウンプロセスの問題とは言うことができません。
□が4つ並んだMicrosoftのブランドロゴが表示されてすぐに消えてしまったという方もロゴが一瞬だけ表示されるケースと同様です。こちらに関してもどうしてSurfaceがこの状態になったかは誰もわかりませんし、対処方法は限定的です。ロゴが一瞬だけ表示される場合もすぐ消えてしまう場合も同様に強制再起動のみが有効な対処方法です。
強制再起動が有効な可能性も
改善するかはケースバイケースですが、Surfaceの画面にロゴが一瞬だけ画面に表示される場合には強制再起動が有効な可能性がございます。強制再起動の方法はページ中段で解説させていただいております。基本的には電源ボタンの30秒以上の長押しですが、モデルによって異なりますので、お使いのSurfaceのモデルをご確認の上、対処されることをおすすめします。
②Windowsが起動しない場合
この場合に関しては「強制再起動」が有効です。調査してみたところSurfaceProシリーズ以外のモデルのSurfaceBookやRT等でも対処方法として使えることがわかりました。そして、この強制再起動を行う前に確認していただきたいのが、電池の充電がない場合や、電源ケーブルと接続が正確にされていない場合があります。
電池が空になっている場合
Surfaceの電池の残量が全くない場合もあり得ます。もし電源のつかないSurfaceがかなり高い熱を帯びたあとに起動しなくなった場合には放熱し、出来る限り本体の温度が下がるようにしてください。
そして、熱が下がったあとに電源ボタンを押してください。それでも起動しない場合には、バッテリーが空になっていることが考えられます。純正の充電ケーブルを挿しこみ、ランプが点灯すれば通電することがわかりますので、しばらく経ってから電源ボタンを押してみてください。
通電しているかチェック
アダプターの接着部分を綺麗にして装着してみても給電が始まらなければもしかすると電源部分ではなく、バッテリーの劣化の可能性があります。Surfaceのバッテリーの寿命に関してはスマホとあまり変わらないので、2、3年くらいと言ったところでしょうか。Surface等のパソコンの方が急激に稼働処理をさせたりしてしまうと劣化がかなりのペースで進みます。
まずは電源アダプターをしっかり挿す
電源アダプターが刺さってないことで給電されず、充電がなくなって電源が入らない、もしくは起動しないというケースはよくあります。ケアレスミスですが、これでわざわざサポートセンターに問い合わせたり、パソコン修理屋さんに問い合わせる前にしっかりと確認したい点です。
パソコンの場合は充電をこまめにすることもあるからかそんなに劣化しないイメージがありますが、Surfaceの構造上、バッテリーの劣化によってダメになってしまう可能性が高いです。この場合にデータのバックアップが取得済みの場合はメーカーであるMicrosoftでの電池交換サービスを受けることをオススメします。
くるくるなる・ローディング画面になる
「デスクトップ画面までは起動しても、アイコンが表出されず、カーソルがぐるぐる回っている」状態はシステム・ソフトウェアの問題です。これには特に名称はないので、どのように検索していいか原因の特定も含めてとても難しいです。アプリの立ち上げなのか、操作中に突然なるのかによって原因が異なりますが、基本的にはSurfaceを初期化をすることで改善する可能性があります。ただし、先ほども書かせていただいたように絶対になんとかなるという訳ではないので、ご注意ください。また、データが重要である場合には絶対に回復ドライブによる初期化はしないでください。
データの紛失は高額な費用がかかってしまうか、全くデータが手に入らなくなるリスクがあります。データ復旧サービスに関してはモデルにもよりますが、マザーボードリペアに強い業者を選ぶことが重要です。ただ、どこが良いかは一般人ではわかりません。パソコン修理屋さんでもわからないところが多いです。
強制再起動を試してみる
充電ケーブルを挿してみても何も変わらない場合には次の対処法として、強制再起動を試すことができます。強制再起動のやり方はモデルごとに異なりますが、基本的には下記の4つのステップですぐにできるものなので、ご覧ください。
- ①電源ボタンを30秒長押しします。
- ②ボリュームアップキーと電源ボタンを同時に15秒長押しします。
- ③ボタンから指を離してから10秒程度待ちます
- ④電源ボタンを再度押してください。
おおよその問題は強制再起動で解決する可能性が高いです。これにより、メモリ情報やソフト的な不具合をリフレッシュすることができます。ただし、起動したからと言って油断しないでください!データのバックアップを取得してない方はバックアップを作ってください。いつまた同じような状況になるかはわかりません。
また、ホットキーというトラブルシューティング方法がありますが、強制再起動以上に有効な対処ではないので、基本的に強制再起動で対処のみで問題ありません。
強制再起動でも解決できない場合はデータ復旧サービスへ
起動しない場合にはマザーボードが壊れてしまっている可能性が高いです。その際の対処方法として、すでにデータのバックアップがある場合は迷わずマイクロソフトに修理(交換)依頼をしてください。データのバックアップを取得してない場合には非正規修理店でデータ復旧サービスを提供している会社に相談されることをオススメします。
ただし、データのバックアップがない場合にデータを何とか取り出したい!というときにはデータ復旧サービスの無料診断サービスの活用をおすすめします。
Microsoftの公式修理が基本的におすすめ
データのバックアップが取れているのであれば、メーカーでの公式修理が一番おすすめです。ただし購入したSurfaceの金額にもよって来ますが、基本的にはメーカーに修理依頼することをオススメします。Microsoftへの交換修理の依頼方法はこちらを参考にしてください。Pro3等の比較的古いモデルに関しては場合によってはPro4になったりする可能性もあるので、まずはメーカーに問い合わせることを推奨します。
【関連】:SurfaceProを修理!Microsoft(正規)への依頼方法、値段と注意点
Surfaceのデータが重要!バックアップがない場合
データのバックアップがないSurfaceの電源が入らなくなってしまったり、起動しなくなった時に一番困るのはデータが取り出せるかどうかです。パソコンがどうであれ、データさえ取り出せれば最悪お金を払えば新しい端末が手に入って、データをクラウド等から再度ダウンロードするかクラウドを通して使用すれば良いのです。しかし、データのバックアップ設定ができてない時に限って電源が入らなくなったりしますよね。。ぜひこちらの関連記事をご覧になってください。
【関連】:故障したSurface Proからデータ復旧・救出!重要なデータを取り出したい
Surface データ復旧事例
正常に起動しなくなったSurfaceと言ってもモデルによっても異なります。また、実際にデータ復旧ができるかどうかは知りたい方が多いかと思います。もちろん、データが取り出せるかどうかは実際に処置してみないとわかりませんが、強制再起動を行っても、完全放電を行っても立ち上がらない場合でもデータ取り出しができるケースもあります。Surfaceのデータ復旧の事例は多数ありますが、その一部をご紹介させていただきます。
【事例①】Windowsロゴが出た後、起動せずに終了してしまう
DATASMARTではWindowsが起動する直前までは行くけど、立ち上がらないSurface Pro7からのデータ復旧に成功しました。
【関連】:起動せずに終了してしまうSurface Pro7(1866)のデータ復旧
【事例②】強制再起動をしても効果なし!起動しないSurface Pro5
強制シャットダウンや再起動のコマンドを試したものの、全く状態が改善されなかった上に、充電ケーブルも他のものを試してみたが効果なしとのことでした。充電速度が遅い、すぐに充電が切れるなどの故障や不具合があったもののその時はその前兆とは思ってもみなかったとのことです。
【関連】:Surface Pro5が起動できない!データ復旧に成功
起動しないSurfaceのデータ復旧ならDATASMARTへ
日本橋(東京)でSurfaceのデータ復旧サービスを展開しているDATASMARTにご相談ください。
パソコンよりも細かい部品を使用しているスマホの修理からサービスを開始し、Xperia Z3(SONY製)では総務省の登録修理事業者になっているSMARTFIXから派生したデータ復旧サービスです。スマートフォンの修理で培った技術を他に転用し、Surfaceをはじめとした最新デバイスのデータ復旧サービスを提供しています。全国対応しているので東京以外の方も郵送でのSurfaceのデータ復旧も可能です。実際にサービスをご利用いただいた方からのレビューはGoogle Mapでご確認ください。
サービス情報
8つの無料 | ①初期診断費用:0円 ②分解・取り外し費用:0円 ③組み立て費用:0円 ④部品費用:0円 ⑤復旧後の返送費用:0円 ⑥納品用メディア費用:0円 ⑦バックアップ作成費用:0円 ⑧データ保管費用(1週間):0円 |
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サービスの流れ | ①お問合せ→②依頼品の発送→③お預かり無料診断→④データ復旧作業→⑤データ納品 |
おすすめ ポイント |
デジタル捜査のスペシャリスト、捜査一課元刑事のお墨付き 業界最高峰のデータ復旧技術 復旧難易度の高いスマホ・タブレットにも完全対応 各県警への捜査協力・技術提供(高度デジタルフォレンジックサービスの提供) 高い技術と捜査貢献を評価され感謝状を受領 |

データ復旧の専門サービス DATASMART
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まとめ
Surfaceの電源がつかない場合は画面にエラー等、原因に対してのトラブルシューティングのヒントとなるような情報が出て来ません。それに対してご自身で対処できるのは強制再起動だけと言えます。Surface内に大切なデータが保存されている場合には、データ復旧専門業者に相談されることをおすすめします。大切なデータがなければ、回復ドライブでの初期化・またはメーカーに問い合わせをし正常に動作するようにするか、リファビッシュ品との交換修理依頼することが最適です。
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